特徴 |
もともと切り花として栽培されていたものですが、草丈を低くする技術と、開花を調節する技術が開発されて以来、鉢物としても多く出回るようになりました。白花種のロンギフロラ(B.longiflora)はやや大輪で、芳香があり、アカバナ種のターニフォリア(B.ternifolia)は小さな十字形の花がくす玉状に咲きます。しかし、最近はこれらの種類をベースにした種間交雑による品種改良がたいへんに進み、花は豪華になり、花色も赤、桃、オレンジ、白などたいへんに豊富になっています。
本種は、半耐寒性ですが、比較的寒さに強く、関東以西の暖かい場所なら露地植が十分に可能です。ただし、温度が低くなると葉が紅葉してきます。そして、夏の暑さには強いので、広い用途に使えます。本来は短日性植物で、自然条件下では秋10月下旬頃に開花しますが、生産する場合は昼の長さを短くするシェード栽培で、開花を調節しますから、7、8月を除き一年中店頭で見られます。 |